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【主張】WTO勧告 韓国は日本の魚なぜ嫌う

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【主張】
WTO勧告 韓国は日本の魚なぜ嫌う

 もう少し時を要しそうだが、着実な前進だ。

 東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて韓国が、福島や青森、茨城、群馬など8県の水産物の輸入を規制している問題で、改善に向けての布石が打たれた。

 世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会によって、韓国の規制は「恣意(しい)的で不当な差別」と判断され、マダラやブリなど28魚種の禁輸措置解除を求めた日本の主張が認められたのだ。

 韓国による輸入規制を日本がWTOに提訴したのは、約3年前のことである。ようやく出された是正勧告だが、韓国は受け入れようとしていない。2審への上訴の構えだ。速やかな実現に至らなかったのは残念なことである。

 韓国は、拒否の理由を「国民の健康保護と安全のため」としている。「放射能に汚染された食品が食卓に上ることがないよう全力を尽くす」とも述べている。

 だが、冷静に考えてもらいたい。放射性物質に関する日本の食の安全確保の検査は世界的な水準でも厳格なものである。韓国は距離的に近い隣国だ。人の行き来も多い。正確な情報に接する機会が多いはずであるのに、理解に苦しむ対応である。

 このように韓国が背を向けたのに対し、トルコは日本産食品への輸入規制を自主撤廃した。この2国の方針が、ほぼ同時に示されたことで韓国のかたくなさが国際的にも鮮明になったといえよう。

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