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【日曜に書く】「或る経済的○○」が残る 論説委員・清湖口敏

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【日曜に書く】
「或る経済的○○」が残る 論説委員・清湖口敏

 「このまま行ったら『日本』はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或(あ)る経済的大国が極東の一角に残るのであろう」。割腹の約4カ月前、昭和45年7月7日の小紙夕刊に寄せた三島由紀夫のあまりにも有名な言葉である。

 ここの「日本」を「日本語」に、「経済的大国」を「経済的言語」に置き換えても通用してしまう時代が来るのではないかという感を、私は日ましに深くする。

 論説委員・清湖口敏(せこぐち さとし)

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