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【岡部伸の視線】似て非なるトランプ現象とブレグジット 米英首脳 日本に関する共通点も

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【岡部伸の視線】
似て非なるトランプ現象とブレグジット 米英首脳 日本に関する共通点も

会談を行うメイ英首相(左)とトランプ米大統領=1月25日、スイス・ダボス(ロイター) 会談を行うメイ英首相(左)とトランプ米大統領=1月25日、スイス・ダボス(ロイター)

 どちらも似たようなポピュリズム(大衆迎合主義)の反乱といわれて久しい。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を選択した国民投票と、トランプ氏を選んだ米大統領選挙だ。「一卵性双生児」といわれた2つは、時を経て似て非なる存在となりつつある。

 「性格が反対の人は引かれ合う。トランプ氏と馬が合うかもしれない」。メイ英首相は昨年1月、トランプ氏が米国の大統領に就任後初めて会談する外国首脳としてワシントンにはせ参じた。ホワイトハウスの廊下で2人が手を取り合い歩く姿は、トランプ氏の米国とEU離脱に向かう英国の親密さの象徴に映った。

 しかし昨年11月、トランプ氏が英国の反イスラム動画投稿をリツイート(転載)したことをメイ氏が批判すると、トランプ氏が反発。さらに1月、在英米国大使館の新装開館に合わせて検討された訪英を中止。その後、スイス・ダボスでメイ氏と会談して修復を図り、英メディアに動画転載を謝罪したが、米英の「特別な関係」はぎくしゃくしている。

 そもそも2人の政治姿勢は大きく異なる。「米国第一」を掲げるトランプ氏が急進的ポピュリストとされるのに対し、英国国教会の牧師の娘のメイ氏は慎重で常識的なグローバリズムを志向する。

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