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【主張】北朝鮮の洋上密輸 制裁をやりぬく措置急げ

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【主張】
北朝鮮の洋上密輸 制裁をやりぬく措置急げ

 北朝鮮の船舶が東シナ海の公海上で違法に物資を移し替える「瀬取り」を繰り返している。政府が証拠の写真付きで世界に公表した。

 瀬取りは、国連安全保障理事会の制裁決議が禁止する密輸行為であり、容認できない。

 安倍晋三首相とトランプ米大統領は14日の電話協議で、核・ミサイル戦力の放棄に応じない北朝鮮に最大限の圧力をかけることを再確認した。

 だとすれば、船舶検査(臨検)を実効性のあるものとするよう制裁措置を強め、瀬取りを封じ込める必要がある。

 海上自衛隊のP3C哨戒機が13日未明、中国・上海の東方沖約250キロの公海上で、北朝鮮船籍とベリーズ船籍のタンカーが横付けしている現場を撮影した。制裁で供給制限が科せられた石油関連製品を、北朝鮮船籍のタンカーに移し替えていた疑いがあり、政府は国連と関係国に通報した。

 海自機撮影の写真付きで、北朝鮮船の瀬取りが明らかにされたのは、1月20日未明の東シナ海公海上に続き、2例目である。

 1月のケースは、シンガポール企業が所有するドミニカ船籍のタンカーが相手だった。関係国には徹底した捜査を求めたい。

 米国のペンス副大統領は、安倍首相との7日の会談で、日本による瀬取り行為の割り出しを評価した。だが、改善点はある。昨年12月の安保理制裁決議や日本の船舶検査活動法では、瀬取りに対応し切れない。

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