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【宮家邦彦のWorld Watch】進化する日本の対外防衛協力 自衛隊の多国間演習参加は新常態、シーレーン維持へ責任

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【宮家邦彦のWorld Watch】
進化する日本の対外防衛協力 自衛隊の多国間演習参加は新常態、シーレーン維持へ責任

 その期間、米海軍はトランプ政権下で初めてとなる「航行の自由」作戦を実施した。昨年5月にミサイル駆逐艦デューイがミスチーフ礁で、7月にはミサイル駆逐艦ステザムがパラセル諸島で、さらに8月にはミサイル駆逐艦ジョン・マケインがミスチーフ礁付近をそれぞれ航行した。10月にはミサイル駆逐艦チェイフィーがパラセル諸島近くを、今年1月にはミサイル駆逐艦ホッパーがスカボロー礁12カイリ以内を航行している。これらは決して偶然ではなかろう。トランプ政権下で対南シナ海政策は明らかに変わりつつある。護衛艦「いずも」の海外長期運用もこうした国際的活動の一環なのだろう。

 フィリピン海軍がスカボロー礁近くに停泊する中国漁船8隻を発見・拿捕(だほ)したのは2012年4月。その後中国は実効支配する岩を埋め立て南シナ海での軍事的プレゼンスを拡大する。米海軍が「航行の自由作戦」を本格化させたのは2015年10月から。最新の国家安全保障戦略で米国はロシアと並び中国を現状変更をもくろむ「戦略的競争相手」と位置付けた。それでは日本は何をすべきなのか。

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