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【主張】高校の新指導要領 国の歴史に愛情を持とう

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【主張】
高校の新指導要領 国の歴史に愛情を持とう

文科省=東京都千代田区(瀧誠四郎撮影) 文科省=東京都千代田区(瀧誠四郎撮影)

 執筆者と編集者には、新指導要領の真意をよく読みこんで教科書をつくってもらいたい。

 改定にあたり文部科学省は歴史を豊かに学べるよう、用語を削減する規定は設けないという。

 高校の歴史の授業は、用語の暗記に偏り面白くないともいわれてきた。人が歴史をつくってきた。その認識を新たにし、先人が国づくりに悪戦苦闘した人物ドラマなども織り交ぜ、歴史の醍醐味(だいごみ)を知る工夫をこらしてほしい。

 新必修科目「地理総合」とともに、私たちは今どんな時代に生きているか、世界から見てどんな場所で暮らしているのか、十分な知識を土台に生徒が考える「豊かな学び」を実現してほしい。

 規範意識や社会制度などを学ぶ「公共」も必修科目として生まれる。若い世代が国づくりに関心と責任を持てるよう学ぶ意義は大きい。変わる高校教育で、一面的な見方を排し、歴史や時事問題をとらえる教師の識見と指導力も問われている。

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