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【別府育郎のスポーツ茶論】松井秀喜と金本知憲 殿堂入りスラッガー2人の奇縁

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【別府育郎のスポーツ茶論】
松井秀喜と金本知憲 殿堂入りスラッガー2人の奇縁

松井秀喜氏(撮影・戸加里真司) 松井秀喜氏(撮影・戸加里真司)

 会見後、控室でしばし雑談する機会に恵まれた。金本はしきりに、松井の去就を気にかけていた。

 聞けば、2人の主治医が同じだったのだという。

 自らを引退に追い込んだ右肩の故障と、すでに限界を超えていた松井の膝。同じ医師を媒介に、互いの症状と選手寿命を理解し合っていたのだろう。

 日本時間の翌朝、テレビ各局は米国から、松井の引退会見を中継していた。

 「命がけのプレーもここで一つの終わりを迎えたのではと思います」

 引退に際して思い浮かぶシーンは「長嶋(茂雄)監督と素振りをした時間」。自身が残した記録については「それよりも、僕が常に意識したのはチームが勝つために何をするのか、ということ」と答えた。

 野球に、金本は人生を、松井は命をかけた。

 ともに自負は素振りにあり、誇るべきは、全力疾走とフォア・ザ・チームにあった。

                □   □

 松井は殿堂入りより前に国民栄誉賞を受けている。恩師、長嶋さんとの同時受賞だった。

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