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【正論】「強い米国」が国益に合う日本 米国の安保戦略を支持すべきだ 平和安全保障研究所理事長・西原正

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【正論】
「強い米国」が国益に合う日本 米国の安保戦略を支持すべきだ 平和安全保障研究所理事長・西原正

平和安全保障研究所理事長・西原正氏 平和安全保障研究所理事長・西原正氏

 トランプ政権は昨年12月の国家安全保障戦略、今年1月19日の国家防衛戦略の発表で米国の今後の外交防衛戦略の策定を明らかにした。それに基づき、トランプ大統領は1月30日の一般教書演説で、安全保障政策に関する政権への支持を議会を通して国民に訴えた。

≪頼りがいがある力強い態度≫

 この2つの戦略文書でトランプ大統領は、米国が今後は中国とロシアへの対抗を中心に勢力バランスを有利に維持し、「力による平和」「力の優位に立った交渉」を目指すとした。この勢力バランスの考え方は日本にとっても必要な概念である。「強い米国」が国益に合う日本としては、米国との戦略調整をしながら、米国を支えていくべきである。

 戦略文書は、中露を長期的な競争相手国であり、インド太平洋地域および欧州大陸における地域覇権をめざす「修正主義国」であるとしている。そして中国は短期的にはインド太平洋地域の国々を権威主義的体制を基本とした世界に変え、長期的には米国に代わる国になろうとしているとする。

 他方、ロシアは北大西洋条約機構(NATO)を崩し、ヨーロッパおよび中東の安全保障や経済の構造を自国の思うところに従って変え、また周辺国の統治や経済面での決定権を自国が保持しようとすると批判している。

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