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【石平のChina Watch】「神格化」が止まらない習主席 世界の救世主のつもりなのか…〝自画自賛〟に唖然

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【石平のChina Watch】
「神格化」が止まらない習主席 世界の救世主のつもりなのか…〝自画自賛〟に唖然

記者会見でマクロン仏大統領(左)と握手する中国の習近平国家主席。「神格化」が進んでいる=今年1月、北京(ロイター) 記者会見でマクロン仏大統領(左)と握手する中国の習近平国家主席。「神格化」が進んでいる=今年1月、北京(ロイター)

 1月11日掲載の本欄は、中国国内における習近平国家主席の「神格化」の動きを取り上げたが、実は、それから2週間後、習氏の「神格化」はさらにエスカレートして驚愕(きょうがく)の新段階に入った。人民日報などの共産党宣伝機関は何と、習主席のことを「中国人民の領袖(りょうしゅう)」だけでなく、人類全体の指導者として持ち上げ始めたのである。

 そのために人民日報などが使ったネタは、1年前に習主席がスイスで行った2つの演説だ。昨年1月17日、習氏は中国主席としてスイスで開催のダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)に参加して基調演説を行った。翌18日、習主席はジュネーブの国連欧州本部でも演説した。

 この2つの演説において、習主席は「開放型の世界経済」を唱え、米トランプ政権の保護主義を暗に牽制(けんせい)し、一定の注目を集めたが「開放型の世界経済」をいかにして構築するかについて主席から具体的な提案や措置の発表もなく、会議参加者と各国からの反応は今ひとつであった。

 しかし、中国共産党の宣伝機関の手にかかると、習主席の2つの演説はあたかも、この地球上の人々に光と喜びを与える「福音」となったかのように粉飾された。

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