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【野口健の直球&曲球】エベレスト挑戦、富士山の清掃活動…どう伝えれば関心を寄せてくれるのか考えてきた

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【野口健の直球&曲球】
エベレスト挑戦、富士山の清掃活動…どう伝えれば関心を寄せてくれるのか考えてきた

野口健さん 野口健さん

 何ゆえに企業が僕の冒険を応援するのか、企業側の方向性や商品なりと僕の冒険がピタリと合わさるようなストーリーを描いて持っていかなければダメだと。何日もかけ、どのメーカーが冒険物に力を入れているのかを調べた。多い時には年間130社にも連絡し、歩き続けた。

 苦戦の日々が続いたが、あの時の経験が今につながっている。例えば富士山の清掃活動は今年で18年目になるが、最初の数年間は清掃キャンペーンに年間100人も集まらなかった。どのように伝えれば人々が関心を寄せてくれるのか、ずっと考えながら工夫をしてきた。今では、年間約7千人が富士山清掃キャンペーンに参加してくれるようになった。そのおかげもあり、富士山のゴミも、だいぶ片付いてきた。

 学生の頃は、「冒険の実現のため」に伝え、今は「活動を広げるため」に伝えているが、頭の使い方は同じ。これからも活動を続けながら伝え続けていきたい。

                   

【プロフィル】野口健

 のぐち・けん アルピニスト。1973年、米ボストン生まれ。亜細亜大卒。25歳で7大陸最高峰最年少登頂の世界記録を達成(当時)。エベレスト・富士山の清掃登山、地球温暖化問題、戦没者遺骨収集など、幅広いジャンルで活躍。新刊は『震災が起きた後で死なないために』(PHP新書)。

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