産経ニュース

【主張】平昌五輪 北朝鮮の勝手にさせるな

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
平昌五輪 北朝鮮の勝手にさせるな

1月28日に撮影された平壌東部の訓練施設。軍事パレードのために集まった車両や兵士が確認できる(エアバス・ディフェンス・アンド・スペース/38ノース提供・共同) 1月28日に撮影された平壌東部の訓練施設。軍事パレードのために集まった車両や兵士が確認できる(エアバス・ディフェンス・アンド・スペース/38ノース提供・共同)

 平昌五輪に乗じた北朝鮮から韓国への攻勢が、開幕を控えていっそう強まっている印象だ。

 なかでも見過ごせないのは、北朝鮮が開会式前日の8日に平壌で計画している、大規模な軍事パレードである。

 韓国統一相は「ほぼ全ての兵器を動員し、相当威嚇的になる可能性が高い」と述べたが、いかにも人ごとのような口ぶりである。なぜ強硬に異を唱えないのか。

 北朝鮮は、朝鮮人民軍創建日のパレードだというが、その日はもともと4月25日だったものが最近になって2月8日に変更された。「平和の祭典」を利用したうえで、軍事力を誇示する意図は明白ではないか。

 前のめりの韓国を利用して融和ムードを演出しようが、北朝鮮は核・ミサイル開発の放棄など考えていない表れだ。国際社会は厳しく見つめ、抗議すべきである。

 北朝鮮は開会式に合わせ、対外的な国家元首である金永南・最高人民会議常任委員長を派遣する。韓国政府も歓迎するという。すでに、北朝鮮のスキー場で南北合同練習が実施された。

 軍事パレードと同じ日、スケート会場がある江陵では、北朝鮮の「三池淵管弦楽団」の公演があり、関心を集めている。北朝鮮は競技の応援団も派遣する。

 一方、北朝鮮で行われるはずだった共催文化事業は、韓国メディアで経済制裁に抵触するのではないかと指摘されたことを理由に、北朝鮮側が中止した。

続きを読む

「ニュース」のランキング