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【新聞に喝!】「妻が浮気」「トイレ詰まった」で110番…新聞は国民のモラル低下、しっかり伝えよ 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦

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【新聞に喝!】
「妻が浮気」「トイレ詰まった」で110番…新聞は国民のモラル低下、しっかり伝えよ 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦

県内の110番通報を受ける茨城県警の通信指令室=水戸市笠原町(県警提供) 県内の110番通報を受ける茨城県警の通信指令室=水戸市笠原町(県警提供)

 1月9日、昨年1~11月における全国の110番通報の実態に関する警察庁の調査結果が発表された。それによると、全体の件数は820万6502件で、前年の同期より7万5733件(0.9%)減少したという。

 ただし、そのうちの19.4%に当たる159万3478件は緊急性のない内容であった。前年同期より3万3448件減少したものの、それでも全体の約2割を占めているわけである。

 具体例を紹介すると、「妻が浮気をしているようだ。帰りが遅い」「トイレが詰まっている」などの要望・苦情・相談が68万2896件▽「近くに24時間営業のガソリンスタンドはあるか」「今日は何月何日ですか」など、各種照会が76万5960件-といった具合である。また「携帯電話の調子が悪くて、試しに通報してみた」というのもあったという。

 主要6紙の取り上げ方を見ると、まず毎日新聞には記事自体が見られない。読売は第3社会面の横組みの記事で極めて簡略。見出しは全体の件数が減少したことを挙げ、緊急性のない通報に関しては全く出てこない。

 他の4紙は緊急性のない通報に注目して、いずれも見出しに掲げている。ただし、記事の扱い方には相違がある。日経と東京は、第2社会面の右下の隅、朝日は総合5面の右下隅、産経は第3社会面のトップである。つまり産経が最も重視しているわけであり、記事の分量も多い。

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