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【主張】トランプ氏演説 「北」を許さぬ決意示した

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【主張】
トランプ氏演説 「北」を許さぬ決意示した

 就任1年のトランプ米大統領が内政、外交の施政方針を包括的に示す一般教書演説を行った。

 約1時間20分に及ぶ演説で「米史上最大の減税の実現」など政権の実績誇示が目立ったのは、低迷する支持率を意識したためだろう。

 一方、「私たちは一つのチーム」と説き、国家分断といわれる現状の打開を呼びかけた。「偉大な米国」一辺倒だった就任当初と比べれば、安定感をうかがわせる点もあった。

 一国の指導者としてのみならず、世界を率いるにふさわしい言動をさらに求めたい。

 中国は力ずくの海洋権益の拡大を進め、ロシアは隣国の領土を侵した。北朝鮮は核・ミサイルの威嚇を繰り返している。こうした脅威と米国はどう向き合うのか。

 トランプ氏は「圧倒的強さが最大の防衛力だ」と語った。米国の影響力の後退は、世界各地に不安定な情勢をもたらす。力による平和路線を、現実に堅持していくことが不可欠だろう。

 過激組織「イスラム国」(IS)は支配地を失ったものの、世界に拡散した。暴力的過激主義がはびこる限り、テロとの戦いは終わらない。

 注目したいのは、トランプ氏が北朝鮮の核・ミサイルについて時間を割き、「すぐにも米本土の脅威になり得る」との認識を示したことである。「最大限の圧力をかけ続けている」と強調した。

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