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【主張】パラリンピック 薬物蔓延断ち切る覚悟を

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【主張】
パラリンピック 薬物蔓延断ち切る覚悟を

 国際パラリンピック委員会(IPC)は、国家ぐるみのドーピング問題を指摘されるロシアの平昌パラリンピック参加について、同国選手団としての参加は認めず、厳しい条件をクリアした選手が個人資格で出場することを容認した。

 ロシアを全面除外した一昨年のリオデジャネイロ夏季大会からは後退したように映るが、潔白を証明することができた選手の競技環境を守るのは妥当な措置といえる。

 国際オリンピック委員会(IOC)は平昌五輪で同様の判断を下している。ロシアの選手団としての派遣を禁じ、潔白を証明した169選手には国旗や国歌が使えない「ロシアからの五輪選手(OAR)」として出場を認めた。

 IPCは、ロシアの呼称を認めず、OARを名乗ることも禁じている。国際スポーツ界はドーピング問題に寛大であるとの誤解を生じさせてはならない。IOCは、より厳しい態度で臨むIPCを見習うべきだろう。

 スポーツ強国のロシアが自国選手団を大会に送れないという異常事態が続くのは、ロシアが国ぐるみの関与を認めないからだ。

 世界反ドーピング機関(WADA)はすでにロシアの国ぐるみの不正を認定し、IOC、IPCともロシアの委員会を資格停止としている。ロシア側がこれを認めない限り、資格停止の処分が解けることはない。

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