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【正論】「統一」五輪の策略にはまるな 日本は韓国に日韓合意実行と北朝鮮に妥協しないよう訴える絶好の機会だ 慶応大学名誉教授・池井優

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【正論】
「統一」五輪の策略にはまるな 日本は韓国に日韓合意実行と北朝鮮に妥協しないよう訴える絶好の機会だ 慶応大学名誉教授・池井優

慶応大学名誉教授・池井優氏 慶応大学名誉教授・池井優氏

≪北朝鮮の計算と韓国の打算≫

 今回の平昌オリンピックは北朝鮮と韓国によって露骨に政治外交の手段として利用されることになった。北朝鮮の狙いははっきりしている。

 (1)平昌オリンピックに参加することにより、世界、特にアメリカの目をオリンピックに向けさせ核・ミサイル開発をさらに進めるための時間稼ぎをする。

 (2)選手のみならず、美女軍団を含む大応援団を韓国に送り、友好ムードを演出。文在寅政権に恩を売り、国際包囲網に風穴を開け、米韓合同軍事演習の中止を含む米韓離間を策す。

 (3)すでに北に対する人道的援助を表明している韓国から、経済援助を引き出す。

 (4)北朝鮮の馬息嶺(マシンニョン)スキー場における共同練習、三池淵(サムジヨン)管弦楽団のソウルと江陵における公演、女子アイスホッケー合同チームの活動などを北朝鮮国内で流すことで北主導のイメージを国内に広める-などだ。

 一方、韓国特に文大統領は北朝鮮の平昌大会参加をどのような意図で容認したのであろうか。第1は、北の参加で平昌オリンピックを成功させ、南北対話を実現する。第2に南北関係改善の手段として南北会談につなげる-。そのためには「韓国選手が押し出される」との国内競技団体の反対を押し切ってまでアイスホッケー女子選手の合同チーム結成に踏み切った。

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