産経ニュース

【オリンピズム】冷たい戦いを超えて(15)スポーツでも「原理主義」が優先

ニュース コラム

記事詳細

更新

【オリンピズム】
冷たい戦いを超えて(15)スポーツでも「原理主義」が優先

リオデジャネイロ五輪の開会式で入場行進するサウジアラビアの選手団。女性の姿も見られたが、まだ人数は限られている=2016年8月5日(AP) リオデジャネイロ五輪の開会式で入場行進するサウジアラビアの選手団。女性の姿も見られたが、まだ人数は限られている=2016年8月5日(AP)

 それから32年、ロンドン五輪を迎えて、サウジアラビアはようやく女性選手の出場を認められる国になった。国際オリンピック委員会(IOC)と協議を重ねてきた末のことだが、それでもたったの2人。リオデジャネイロ五輪は4人に増えただけだ。かつて力を得た原理主義がスポーツ界でも優先されるところは基本的に変わっていない。

 振り返ると、イスラム原理主義の台頭は79年のエジプトとイスラエルの電撃的な和平に発端があった。和平に反発する勢力がテロ集団へとつながる。この和平を橋渡ししたのがカーター大統領だった。歴史はどこかで力を及ぼし合っていると感じる。=敬称略(蔭山実)

「ニュース」のランキング