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【ん!?】錦糸町駅前に「楽天地」を調べてみると…

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【ん!?】
錦糸町駅前に「楽天地」を調べてみると…

 よく知っているつもりだった人の、全然知らなかった一面に気づいて、がらっと見方が変わるというのは時々あるけど、建物や町だってそうだ。

 東京都墨田区の錦糸町は、庶民的な雰囲気が漂う下町。知り合いは少ないが、亀戸天神社の御輿(みこし)を担いだり、よく利用する店があったりするので、まあまあ地元感覚。その錦糸町駅前に「楽天地」という看板を掲げたビルがある。映画館とか温浴施設、飲食店などが入った、よくある複合商業施設だ。

 いまちょうどビルは大規模改装中なのだが、本屋とか飲食店とか屋上にあるフットサルコートとか、とくに何の感慨もなく出入りしていた。正確に言うと楽天地って変わった名前だなぁ…とは思っていたが、由来を調べようとは思わなかった。

 それが、最近たまたま手に取った雑誌に、小林一三氏(1873~1957年)が手がけた施設と書いてあったのだ。えーっ、そうなの!? という驚きは関西人ならわかってもらえるだろうか。小林氏は、阪急電鉄の創業者。沿線に住宅を開発し、ターミナルで百貨店を経営、歌劇団や球場や映画館といったレジャー・文化事業を次々に成功させた人物。鉄道を核に、新しいライフスタイルを創造・提供した先駆者である。

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