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【正論】誤りなく歩んだ「明治150年」 東洋学園大学教授・櫻田淳

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【正論】
誤りなく歩んだ「明治150年」 東洋学園大学教授・櫻田淳

東洋学園大学教授の櫻田淳氏 東洋学園大学教授の櫻田淳氏

 「明治150年」の節目を迎えた。日本にとっては、過去150年の歳月は、第二次世界大戦の敗北、あるいは「第2の敗戦」と称されたバブル崩壊以降の経済停滞を経たとはいえ、それ自体が一つの「成功物語」と評されるべきものであった。

 ≪封建制が近代の「跳躍台」に≫

 明治150年の軌跡が「成功物語」であった所以(ゆえん)は、明治期の対英同盟や第二次世界大戦後の対米同盟に象徴される対外政策路線の基調が、第二次世界大戦前の一時期を除けば、誤っていなかったことにある。

 こうした対外政策路線は、日本が近代以降に「西欧列強に伍(ご)すること」を大義と成し、現在に至っては自由、民主主義、人権、法の支配といった「近代の価値」を擁護する対外姿勢に結び付いている。日本にとっては、英米両国を含む「西方世界」との提携は、日本の人々が意識しているかはともかくとして、それが日本の「文明」に特質に照らし合わせて無理の伴わないものであったと評されるべきである。

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