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【主張】対北外相会合 圧力絶やさぬ認識固めよ

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【主張】
対北外相会合 圧力絶やさぬ認識固めよ

 米国、カナダ主導で北朝鮮問題に関する外相会合が開かれ、朝鮮戦争の国連軍参加国に日本や韓国を加えた20カ国が参加した。

 会合では圧力強化を継続することで一致した。平昌五輪参加をめぐる南北対話が始まり、融和的ムードが醸し出されようとしている。

 その時期だけに、現実から目を背けるべきでないとの意思疎通が図られたとすれば意味がある。

 核・ミサイルにしがみつき、恫喝(どうかつ)により体制維持を図る。金正恩政権の姿勢に基本的な変化はなく、圧力を緩めるべき根拠もないのである。

 河野太郎外相が「われわれの期待ではなく、北朝鮮の実際の行動によって判断すべきだ」と語ったのはもっともである。

 北朝鮮が核・ミサイル開発の放棄に向けた具体的な動きを見せない限り、脅威が減じることはない。各国が対北制裁を厳格に履行することこそ重要である。

 ティラーソン米国務長官は会合で、北朝鮮の海上での密輸阻止に向けた連携強化を呼びかけた。

 北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁決議で貿易を大幅に制限されたため、船から船へと物資を移し替える密輸取引を繰り返し、摘発は関係国の課題となっている。

 海上自衛隊も昨年12月から、朝鮮半島西側の黄海や日本海の公海上で密輸の警戒監視活動にあたっている。核放棄を迫るうえで有効な活動といえよう。

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