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【主張】阪神大震災23年 節目として思いはせたい

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【主張】
阪神大震災23年 節目として思いはせたい

 大震災で母と弟を亡くした男性は、つらい体験から得た教訓を伝えようと、いまも語り部の活動を続けている。

 被災2日後に神戸市で生まれた女性は、出産に導いてくれた看護師への感謝を胸に、同じ職業に進んだ。

 表面的な被災の状況が見えにくくなっても、そんな営みが続いていることに敏感でいよう。

 社会には、人々が頭(こうべ)を垂れるべき節目の日がある。1月17日とはそのような日である。3月11日や8月15日もそうだろう。

 遠い体験であっても、思いをはせ、忘れまいと確認する。それが節目の日ではないか。

 東日本大震災や熊本地震などでなお多くの人が不本意な暮らしを送っている。

 遠い過去であれ場所であれ、無関心でいてはいけない。阪神大震災で犠牲になった6434人の御霊(みたま)は、そう訴えてくる。

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