産経ニュース

【野口健の直球&曲球】雪崩でむち打ち症に 医師との出会い…単調なトレーニング乗り越え、3年ぶりにヒマラヤへ

ニュース コラム

記事詳細

更新

【野口健の直球&曲球】
雪崩でむち打ち症に 医師との出会い…単調なトレーニング乗り越え、3年ぶりにヒマラヤへ

 トレーニングは日々同じことの繰り返し。これが簡単なようで実に難しい。成果がすぐに表れるわけではない。全ての努力が実るわけでもない。それでもやり続けることに意味がある。「コツコツのコツ」を大切にできなければ大きなことはできないと自身に言い聞かせた。一つ一つは小さなコツ。その小さなコツをヒマラヤ遠征までにどれだけ積み重ねていけるのか。

 ブランクがあるだけにプレッシャーもある。しかしトレーニングを続けることによって「前向き」なプレッシャーへと変えられる。エベレストに挑戦しては失敗を繰り返していた学生時代を思い出す。けがをしたおかげでがむしゃらになれる。

 つくづく感じたことがある。人生、全ての出来事には意味があるのだと。

                  ◇

【プロフィル】野口健

 のぐち・けん アルピニスト。1973年、米ボストン生まれ。亜細亜大卒。25歳で7大陸最高峰最年少登頂の世界記録を達成(当時)。エベレスト・富士山の清掃登山、地球温暖化問題、戦没者遺骨収集など、幅広いジャンルで活躍。新刊は『震災が起きた後で死なないために』(PHP新書)。

「ニュース」のランキング