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【野口健の直球&曲球】雪崩でむち打ち症に 医師との出会い…単調なトレーニング乗り越え、3年ぶりにヒマラヤへ

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【野口健の直球&曲球】
雪崩でむち打ち症に 医師との出会い…単調なトレーニング乗り越え、3年ぶりにヒマラヤへ

 新たな1年がスタート! 春には3年ぶりとなるヒマラヤ遠征がある。

 高校生時代から毎年のように通い続けてきたヒマラヤ遠征は50回を超えた。しかし、平成23年、エベレスト挑戦中に雪崩に遭遇、生き埋め状態からなんとか脱出したが、雪崩を受けた衝撃から首がむち打ち症に。翌年から手の指先がしびれ、肩や肩甲骨周辺にマイナスのドライバーを差し込まれたかのような激痛に襲われた。

 精密検査の結果、頸椎(けいつい)のヘルニアと判明。リスクの高い手術を避け、はり治療などを数年間続けてきたが、周期的な激痛から逃れることができず鎮痛剤漬けの生活が続いた。「このままでは登山家としても終わってしまう」と焦るもリスクのある手術を決断できなかった。そんな時に頸椎手術のスペシャリストである徳島大学病院の西良(さいりょう)浩一先生との出会いがあった。

 「内視鏡による手術なら負担が少ない。野口さんにはまた山に登ってほしいです。任せてください。必ず成功させます!」と。暗闇の中に一点の光を見つけた。手術は無事に成功。あれから1年半、少しずつ歩く距離を伸ばした。部屋の壁にはエベレストに登頂したときの写真をかけ、眺めては登れていた頃の自分の姿を思い出していた。「理想としている自分の姿」をイメージすることで気持ちを切らさないようにしたのだ。

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