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【主張】明治150年 「独立自尊」を想起したい 国難乗り越えた先人に学ぼう

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【主張】
明治150年 「独立自尊」を想起したい 国難乗り越えた先人に学ぼう

 明治の改元から今年は150年となる。日本が進むべき道を、先人の足跡に見いだしたい。

 異国の船が日本に押し寄せた幕末と現代は、よく似ている。

 開国を求めて横浜沖に船を泊めた米国のペリー艦隊は、母国の記念日に100発以上の祝砲を放った。砲艦外交にほかならない。攘夷(じょうい)の機運が高まり、薩摩藩と英国艦隊の薩英戦争などが起こって外国の砲弾が国土を撃った。

 現代、中国の公船が尖閣諸島周辺に押し寄せている。北朝鮮のミサイルがわが国の上空を飛び、あるいは日本海に落下している。

 ≪外圧にどう向き合った≫

 今年も北朝鮮と中国の脅威は増すことになろう。日本にかかる、あからさまな外圧には、幕末と現代に共通するところがある。国難に向き合い、明治人は何を目指したかを改めて学ぶべきだ。

 「今の日本国人を文明に進(すすむ)るは、この国の独立を保たんがためのみ」

 この時代の教育や言論の分野で指導的役割を果たした福沢諭吉が、明治8年の「文明論之概略」で記した。西洋文明も完全ではないが、遅れている日本は西洋に制されてしまう、という危機感をあらわにしている。

 追いつこう。がんばろう。小さい体で、額に汗を浮かべながら、明治人は刻苦勉励したのだろう。あらゆる分野で「西洋」をひたむきに学んだ。

 富国強兵策は、このような文脈で理解されるべきである。国の独立を保つために、ひた走った先人の姿を思い浮かべたい。

 国力は増し、日本は植民地にならずにすんだ。日清、日露という2つの戦争を明治人は戦った。2つとも、日本の国防にとって要衝の地となる朝鮮半島の安定化を目指すものだった。戦ってでも、日本の独立を守ろうとした。

 明治150年にちなむさまざまな展示会やイベントが、各地で持たれている。それらに足を運んでみるのもいい。明治人の書き残した言葉を読むのもよかろう。

 単なる回顧ではなく、先人の精神のなにがしかを学びたい。

 近代日本を独り立ちさせるために尽くす心根が、さまざまな事跡や文章から読み取れるだろう。

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