産経ニュース

【主張】拉致問題 北朝鮮の非道を忘れるな

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
拉致問題 北朝鮮の非道を忘れるな

東京メトロ新宿駅で開かれている拉致被害者の●(=横の旧字体)田めぐみさんの写真展を訪れた母、早紀江さん=7日午前、東京都新宿区(中村昌史撮影) 東京メトロ新宿駅で開かれている拉致被害者の●(=横の旧字体)田めぐみさんの写真展を訪れた母、早紀江さん=7日午前、東京都新宿区(中村昌史撮影)

 北朝鮮による拉致問題は国家による理不尽な誘拐・監禁であり、いまだ被害者の奪還を実現できない進行中の残虐な事件である。到底許し難く、その怒りをすべての国民で共有したい。

 ところが、どうだ。内閣府が発表した「外交に関する世論調査」によれば、北朝鮮への関心事項に「日本人拉致問題」を挙げた人は初めて80%を割り込み、平成14年以降最低となる78・3%にとどまった。特に若年層の関心が低いというから深刻である。

 トランプ米大統領が国連演説で拉致問題に言及するなど、国際世論の高まりはあるが、足元の国内世論が低調では話にならない。

 今年4月、北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)国交正常化担当大使は拉致問題について「誰も関心がない」と言い放った。こうした理不尽な発言を許さないためにも無辜(むこ)の同胞をさらわれた怒りを忘れてはならない。

 政府は30年度から、拉致問題への理解を促進するため、小中学校などの教員を対象に研修を始める方針という。教育現場の一部にみられる消極姿勢を正すためだ。

 福岡県行橋市の教育長は今月、拉致被害者、横田めぐみさんのドキュメンタリーアニメを学校で上映しない理由について、市議会で「(在日韓国・朝鮮人への)いじめが起きる懸念を排除できない」と答弁した。

続きを読む

「ニュース」のランキング