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【正論】日本は北に「自主思考」で臨め 米朝「どっちもどっち」論は厳に慎むべきものだ 東洋学園大学教授・櫻田淳

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【正論】
日本は北に「自主思考」で臨め 米朝「どっちもどっち」論は厳に慎むべきものだ 東洋学園大学教授・櫻田淳

 先週、師走の風物詩として京都・清水寺で発表された「今年の漢字」は「北」であった。主催団体の説明によれば、「北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返すなど北朝鮮の動向に脅威と不安を感じた年となった」のが、その選考事由である。

≪何度も投げつけられた危険球≫

 振り返れば、今年1年、北朝鮮は数度に渉り撃った弾道ミサイルは、日本西岸の排他的経済水域(EEZ)内に着弾するか、あるいは日本列島それ自体を飛び越すものであった。

 野球の例えでいえば、「デッドボール(死球)にならなければビーンボール(危険球)をいくら投げても構わない」ということにはならないはずである。けれども、北朝鮮は、日本の「報復乱闘」も国際社会からの「退場」も意に介さないがゆえに、日本に対しては、平然と「ビーンボール」を投げ込んでいる。

 日本はその「ビーンボール」を幾度も投げ込まれているという意味では、米中韓露など関係各国とは置かれた立場を異にする。

 これに加えて、日本海岸に漂着する不審木造船の激増は、それを処理するカネと手間という点で、日本海岸各地の「現場」に負担を与えつつある。

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