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【主張】相撲協会の処分 組織改編は避けられない

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【主張】
相撲協会の処分 組織改編は避けられない

日本相撲協会の臨時理事会に出席した八角理事長(右端)、貴乃花親方(左手前)ら=20日午後、両国国技館(山田俊介撮影) 日本相撲協会の臨時理事会に出席した八角理事長(右端)、貴乃花親方(左手前)ら=20日午後、両国国技館(山田俊介撮影)

 大相撲の元横綱日馬富士による平幕貴ノ岩への暴行事件で、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が残り任期の報酬を返上したほか、関係者の処分を行った。

 土俵外の混乱を来年初場所に持ち越さないためにも、早急に立て直しを図ってほしい。

 引退した日馬富士の師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は理事を辞任し、役員待遇への降格となった。八角理事長も本来、処分対象となるべき立場だ。九州場所のさなかに事件が発覚するなど、角界の信用を傷つけた理事長の監督責任は軽くない。

 日馬富士に対し、横綱審議委員会からは「引退勧告相当」という進言がなされた。現場にいながら元横綱の暴発を制止できなかった白鵬、鶴竜の両横綱は減給処分となった。地位を汚した代償として当然である。

 処分は先送りとなったものの、貴ノ岩の師匠で巡業部長の貴乃花親方(元横綱)に対し、横審は「非難に値する」と指摘した。事件を早い段階で知りながら協会への報告を怠り、事実解明を遅らせた責めを負うべきだろう。

 貴乃花親方は理事会の一員である。執行部との対決姿勢をあらわに混乱を長引かせたことは、どんな理由があれ容認できない。協会には厳しい判断を求めたい。

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