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【主張】大学新テスト 学生鍛える改革忘れるな

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【主張】
大学新テスト 学生鍛える改革忘れるな

 大学入試が大きく変わりそうだ。センター試験に代わる新共通テストの試行調査(プレテスト)が行われ、問題が公表された。

 本番は3年後で現在の中学3年生が受験する。生徒に分かりやすく、混乱のないよう進めるとともに、しっかりと学ぶ教育につなげるべきだ。

 新共通テストは従来のマークシート方式に加え、国語と数学で短文の記述式が導入される。英語は入試センターが作成する問題のほか、英検など民間の試験を活用するのが特徴だ。

 プレテストは本番に向け、出題内容や採点態勢の課題などを検証するものだ。先日、英語以外の5教科が行われ、出題では全体的に図表など資料を読んで、思考力を問う工夫がみられた。

 現行センター試験は前身の共通1次時代からマークシートで答えを選ぶ方式だ。これが暗記に偏り思考力を削(そ)ぐと批判されてきた。知識を活用し、より考えさせるという狙いは理解できる。

 しかし、入試は万能ではない。秤(はかり)や物差しだけ変えても、もとの教育が良くなるわけではない。大学入試は国が制度を変える度、悪くなるとも揶揄(やゆ)される。

 学校現場が入試ばかりに気を取られて右往左往すれば、塾や予備校を喜ばせるだけに終わる。

 今回の改革は高校で基礎学力の定着度をみるテストも導入され、教育改革と併せて進められる。

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