産経ニュース

【主張】北への不正輸出 制裁の抜け穴を早く塞げ

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
北への不正輸出 制裁の抜け穴を早く塞げ

 最大限の圧力を世界に求めながら、自らが抜け穴になっている。日本にとって由々しき実態が明らかになった。

 京都、神奈川など5府県警の合同捜査本部が、北朝鮮へ食品を不正輸出した容疑で、東京都内の会社社長らを逮捕した。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係団体も家宅捜索した。

 核兵器・弾道ミサイル開発を阻むため、北朝鮮に物資や資金が入り込むのをいかに食い止めるかが問われてきた。捜査を進め、早急に穴を塞(ふさ)がなければならない。

 政府は平成21年から、北朝鮮向けの輸出を全面禁止している。ところが、逮捕された社長らは26年6月、横浜港からシンガポールの企業経由で、食品などを北朝鮮へ迂回(うかい)輸出していた。

 シンガポールには北朝鮮工作員が運営する複数の偽装企業が存在し、不正輸出に関与しているとされる。北朝鮮の特権階級が通う平壌市内の商店では、高品質の日本製品が公然と売られており、しばしばメディアで紹介される。

 警察当局は逮捕した社長らが、21年ごろから北朝鮮への不正輸出に関わっていたとみている。

続きを読む

「ニュース」のランキング