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【新聞に喝!】パンダの裏に潜む怖い現実…もっと踏み込んだ調査報道を 神戸大学大学院法学研究科教授・簑原俊洋

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【新聞に喝!】
パンダの裏に潜む怖い現実…もっと踏み込んだ調査報道を 神戸大学大学院法学研究科教授・簑原俊洋

好奇心旺盛で木登りが上手になったシャンシャン=9日、東京・上野動物園(東京動物園協会提供) 好奇心旺盛で木登りが上手になったシャンシャン=9日、東京・上野動物園(東京動物園協会提供)

 日本人はパンダが好きである。白と黒のふさふさの毛につつまれ、コロコロした愛くるしい姿としぐさ。その人気ゆえに、11月18日付産経夕刊(大阪本社発行版)は1面の「感彩写論」で、JR西日本の特急「パンダくろしお」を大きなカラー写真で紹介した。京都や大阪と、5頭のパンダを飼育する和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」を結ぶという。

 こうしたパンダ人気のきっかけは、今年6月に東京の上野動物園でジャイアントパンダの子「シャンシャン」が誕生したことに起因する。

 11月26日付産経(同)は、私の地元の神戸市立王子動物園が、飼育している雌パンダ1頭の繁殖相手の貸与を中国側に働きかけているとの記事を掲載した。貸与を懇請するために園長自ら訪中し、神戸市議会の日中友好議連も久元喜造市長の親書を携えて中国大使館を訪問したという。

 パンダ人気にあやかって関連のニュースを報道するのは大いに結構なのだが、もう少し踏み込んでその背景について説明できないものだろうかと思わずにはいられない。

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