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【日曜に書く】この寒い冬の「不都合な真実」 地球は実は寒冷化? 環境問題がマネーの問題に変質している 論説委員・長辻象平

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【日曜に書く】
この寒い冬の「不都合な真実」 地球は実は寒冷化? 環境問題がマネーの問題に変質している 論説委員・長辻象平

 緑化などで改善できる都市のヒートアイランド対策に国は不熱心だが、努力しても減らせないCO2の削減策には巨額の予算を投入し続けている。

 太陽の活動低下は、科学上の重大事であるにもかかわらず、多くの関係者にとっては“不都合な真実”であるらしい。

 CO2の削減には、海洋酸性化の防止、化石燃料の温存という効果もある。だが、多様な学説に背を向けると、旧ソ連時代の「ルイセンコ学説」の悪夢の再来だ。太陽を無視した、CO2一辺倒の取り組みの先にある将来は極めて危うい。

 気象庁は11日、南米ペルー沖の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象が発生しているとみられる」と発表した。これが起きると日本の冬は寒くなりやすい。加えて、首都圏に大雪を降らせることが多い黒潮の大蛇行も拡大中。覚悟が必要だ。

 寒い冬は、野菜類の値上がりを招き、エネルギー需要と価格を押し上げる。寒冷化は温暖化以上に困難な事態なのだ。(ながつじ しょうへい)

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