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【日曜に書く】この寒い冬の「不都合な真実」 地球は実は寒冷化? 環境問題がマネーの問題に変質している 論説委員・長辻象平

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【日曜に書く】
この寒い冬の「不都合な真実」 地球は実は寒冷化? 環境問題がマネーの問題に変質している 論説委員・長辻象平

 だが、次のサイクル21(1976~86年)と22(86~96年)で黒点数は復活し、寒冷化への気配は消えた。

 逆に地球温暖化が国際的な関心事となり、97年12月に「京都議定書」が採択された。

 20世紀後半に地球の気温は上昇したが、黒点数でみた太陽活動も、1600年以降で最高だったのだ。

 しかし、世界の気象学者らは、こぞってCO2の増加だけに注目した。こうして太陽関与説は、懐疑派学説の烙印(らくいん)を押されることになったのだ。正しい地動説が迫害された科学の暗黒時代を連想してしまう。

CO2が営利の手段に

 太陽の活動は、サイクル22以降、現サイクルの24まで大きく下がり続けている。

 普通に考えれば、ただごとでない。太陽科学者たちは警鐘を鳴らしているが、その声は政策決定者に届かない。

 本来の環境問題が、CO2の排出量取引などを通じてマネーの問題に変質している。

 温暖化防止という本来の「目的」よりも、CO2削減という「手段」の方が重要なのだ。

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