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【主張】安保理「北」討議 核放棄なき対話あり得ぬ

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【主張】
安保理「北」討議 核放棄なき対話あり得ぬ

河野太郎外相(右)とティラーソン米国務長官=11月(春名中撮影) 河野太郎外相(右)とティラーソン米国務長官=11月(春名中撮影)

 北朝鮮の核・ミサイル問題を討議する国連安全保障理事会の閣僚級会合で、議長を務めた河野太郎外相は「最大限の圧力で核放棄を迫る」との立場を強調した。

 河野氏は「核武装した北朝鮮を受け入れない」とのメッセージを、国際社会が一致して発するよう呼びかけた。

 同時に、対話については北朝鮮による「非核化に向けた具体的な行動」が必須だと指摘した。

 北朝鮮をめぐる緊張は長期化し、国連が仲介を模索するなどの動きが生じている。ここで、対話開始の要件を明確に示したことに意味がある。なし崩しの対話開始は認められない。

 事態の「平和的解決」を目指すべきなのは当然で、偶発的衝突が懸念される今の状況は、早く終わりにする必要がある。

 だが、無原則に対話を始めることはできない。北朝鮮は過去、対話の試みを利用して時間を稼ぎ、核開発を続けてきた。

 20年以上にわたり、日本と世界がその解決に悩み、結果的にだまされてきた問題なのである。対話の開始でその場をやり過ごす手法は、より大きな脅威をもたらすことを思い起こすべきだ。

 安保理会合には、北朝鮮の慈成男(チャ・ソンナム)国連大使が出席した。異例のことである。今月上旬にフェルトマン国連事務次長が訪朝したが、対話へ向けた北朝鮮のシグナルに映るともいわれる。

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