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【風を読む】「とんでも予想」が示唆する姿 「空のシルクロード」で中国は一段と勢い? 論説副委員長・長谷川秀行

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【風を読む】
「とんでも予想」が示唆する姿 「空のシルクロード」で中国は一段と勢い? 論説副委員長・長谷川秀行

中国人民解放軍の施設を視察し演説する習近平国家主席=11月、北京(新華社=共同) 中国人民解放軍の施設を視察し演説する習近平国家主席=11月、北京(新華社=共同)

 問題は、一帯一路構想が持つ覇権主義的な色彩だ。これまでも、中国の援助で建設した港湾などのインフラが軍事転用される可能性が懸念されてきた。

 これに「空」が加わればどうなるか。宇宙開発は大国の安全保障を考える上で死活的に重要である。そこで中国が覇権を握るという、文字通りのとんでもない方向へと想像が膨らむ。

 無論、国際社会で中国の存在感が高まるかどうかは、米国の振る舞いとも密接に絡む。トランプ政権の米国第一主義に対抗し、中国がグローバル経済の旗手を標榜(ひょうぼう)する。そんな倒錯した構図が続けば、中国は一段と勢いを増すかもしれない。

 みずほ総研にならって予想してみよう。米国は来年、自国主義を封じて他国との連携重視に転じる、と。これこそ「とんでも予想」だと言わざるを得ない現実が、何とも残念である。

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