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【正論】中国こそ中長期にわたる深刻な懸念だ 「インド太平洋」で抑止を強めよ ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー

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【正論】
中国こそ中長期にわたる深刻な懸念だ 「インド太平洋」で抑止を強めよ ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー

ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー氏(寺河内美奈撮影) ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー氏(寺河内美奈撮影)

 安倍首相とトランプ大統領の共通する見方はこうだ。中国が制裁を強めなければ北朝鮮は生き延びる。中国が何らかの理由があって制裁を強化することを恐れているとはいえ、日米は北朝鮮との戦争を避けることと引き換えに、中国に(北朝鮮への)圧力を強めるよう効果的な説得をしなければならない。

 一方、東シナ海と南シナ海を支配し、その覇権を南アジアやインド洋にまで拡大しようという中国にどう対処するかということは、さらに難しい問題である。日本も米国も中国の不法な侵犯行為を防ぎたいが、今もってそれに対する明確な戦略はない。

 北朝鮮の場合においてと同様、中国の人民解放軍に対する米軍の力は、日本の力よりもより強力だ。日本は力強く正々堂々と意見を述べて、米海軍力をさらに強力にするように働きかけ、日本自身の防衛力を高める努力をすることを約束する必要がある。

≪首相は4カ国連携の推進者に≫

 もし日米が軍事的な課題に取り組むなら、「中国は前途有望な将来の大国であり、日米はそれに後れを取る」という中国の宣伝活動に対して反撃できるし、そのような日米の行動は東南アジア諸国連合(ASEAN)各国やインドに歓迎されるだろう。

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