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世界から見た大相撲問題の本当の「異常さ」

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世界から見た大相撲問題の本当の「異常さ」

大会前日に、力士同士が一緒に酒を飲んでもいいのか 大会前日に、力士同士が一緒に酒を飲んでもいいのか

 2人は1989年から2000年までの取り組み結果のデータを駆使して、千秋楽で「7勝7敗」の力士についてデータを調べている(力士は1日1戦、15日の15戦を戦う)。相撲では基本的に勝ち越しによって番付が昇格する可能性が高まり、賞金も増える。それを踏まえて、同書は、千秋楽に「7勝7敗」の力士と「8勝6敗」の力士が対戦したときのデータをまとめている。「8勝6敗」の力士は千秋楽で破れても勝ち越すことが決まっており、「7勝7敗」の力士はその取り組みで勝ち越しできるかどうかが決まる。

 そこで過去のデータを見ると、「7勝7敗」の力士が勝つ可能性は普通なら48.7%だが、実際には、79.6%になっていることが分かったと、同書は指摘している。ちなみに「7勝7敗」同士の力士の取り組みでは、両力士とも勝ち越したいために「Fixed」される可能性は低く、真剣勝負になる可能性が高いことが分かったという。同書はこれについて、「最も理にかなった説明は力士らが星のまわし合いの合意をしていることだ。どうしても勝ち星の必要な今回勝たせてくれたら、次回は勝たせてあげる、というものだ」と指摘している。

 この本は400万部を売り上げ、35カ国で翻訳された大ベストセラーで、社会現象にもなった本である(参照リンク)。世界中で多くがこの話を読んでいることになる。

 今回の中間報告で、日本相撲協会はモンゴル力士同士の会合についてどんなコメントをしているのか。以下、紹介したい。

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