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【宮家邦彦のWorld Watch】東京五輪を狙うテロをシミュレートしたら… 結果は予想以上にリアルで戦慄を覚えた テロリストの行動心理を学べ! 2020年は目前だ

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【宮家邦彦のWorld Watch】
東京五輪を狙うテロをシミュレートしたら… 結果は予想以上にリアルで戦慄を覚えた テロリストの行動心理を学べ! 2020年は目前だ

東京五輪をにらんだテロ対処訓練で、不審船に飛び移り、「犯人」を確保する海上保安官ら=今年7月、東京都江東区(桐原正道撮影) 東京五輪をにらんだテロ対処訓練で、不審船に飛び移り、「犯人」を確保する海上保安官ら=今年7月、東京都江東区(桐原正道撮影)

 政府は国家機能を重視

 日本政府の方針は一貫していた。人命と国家機能維持の優先だ。東京五輪を2カ月後に控え、開催中止などあり得ないと判断する。繁華街警備など一般市民を守るか、原発や石油プラントなど重要インフラを守るかの判断が非常に難しかったようだ。

 イスラム聖戦主義者

 ところがイスラム主義者は大規模インフラを狙う気などなかった。彼らは最小限の投資で最大限の効果を狙う。最適ターゲットは無辜(むこ)の一般市民なのだ。どうせ天国へ行くのだから、攻撃は「目立てばよい」。守る政府側との非対称性は今後の大きな課題だ。

 ローンウルフ

 彼らは五輪阻止、政権打倒、都知事解任には関心がない。そもそもローンウルフの犯行に目的など「ない」のだ。テロを実行しても彼らの心は満たされない。攻撃対象は「エリート」「金持ち」「キラキラしたIT企業」だった。彼らの行動予測も意外に難しい。

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