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【宮家邦彦のWorld Watch】東京五輪を狙うテロをシミュレートしたら… 結果は予想以上にリアルで戦慄を覚えた テロリストの行動心理を学べ! 2020年は目前だ

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【宮家邦彦のWorld Watch】
東京五輪を狙うテロをシミュレートしたら… 結果は予想以上にリアルで戦慄を覚えた テロリストの行動心理を学べ! 2020年は目前だ

東京五輪をにらんだテロ対処訓練で、不審船に飛び移り、「犯人」を確保する海上保安官ら=今年7月、東京都江東区(桐原正道撮影) 東京五輪をにらんだテロ対処訓練で、不審船に飛び移り、「犯人」を確保する海上保安官ら=今年7月、東京都江東区(桐原正道撮影)

 テロリストが開催を2カ月後に控えた東京オリンピックを標的にするとしたら、一体どこを狙うだろうか。こんな物騒な想定の演習を先月実施した。筆者が所属するキヤノングローバル戦略研究所が年に3回実施する政策シミュレーション。今回も50人近い現役公務員、専門家、学者、ビジネスパーソン、ジャーナリストが集まり、テロリストや政府関係者を一昼夜リアルに演じてくれた。

 今回の演習はシナリオとルール作りが予想以上に難しかった。試行錯誤の末、3種類の攻撃側テロリストを想定した。イスラム聖戦主義者、某国工作員とローンウルフ(単独あるいは少数でテロを行う者)だ。守る側は官邸、外務、防衛、警察等(など)の中央官庁に加え東京都、五輪組織委員会などのチームを作った。

 米軍基地から発電所・浄水場まで60カ所の標的を示す東京周辺地図を作成。それに基づきテロリスト各チームが作戦を練り、複数の攻撃目標を定め、アジトを作り、攻撃を実行する。政府側は関連情報を分析しながら攻撃を予測し、アジトを捜索し、官邸が重点防衛地点を決定する。それぞれの地点で攻撃力が防衛力を上回ればテロは成功というルールだ。結果は筆者の予想以上にリアルで戦慄すら覚えるものだった。同演習については現在報告書を作成中であり、詳細は追って公表する。今回は筆者の独断と偏見をご紹介したい。

 今回のシミュレーションが浮き彫りにしたのは、攻めるテロリストの意図・手段と、守る政府側の対応との間の驚くべき非対称性だった。

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