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【黒沢潤のスポーツ茶論】アフリカで命落とす動物たち

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【黒沢潤のスポーツ茶論】
アフリカで命落とす動物たち

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 「必要」のためでなく、「娯楽」のためのスポーツハンティング-。アフリカでは、人間がライオンの子を車で連れ去り、必死に追いかける母親のライオンを撃ち殺す事例も報告されている。憤りを覚える。

 トランプ米政権が「記念品」持ち込みについて今後、どんな動きを見せるのか不透明だが、米国が持ち込みを解禁すれば、合法的なスポーツハンティングに加え、密輸による象牙・皮などの取引が増えることも予想される。2014年には、象牙密輸に関わった中国人らが、アフリカで逮捕される事件も発覚している。

 スポーツハンティングを合法的に認めるアフリカの国々では、汚職が蔓延(まんえん)しているとの指摘は絶えず、「ハンター」からの徴収金が動物保護に100%充てられている保証もない。

 米国が一時、「記念品」持ち込みの解禁対象としたジンバブエでは、37年にもわたり長期独裁体制を敷き、国際社会から批判されたムガベ氏が大統領として君臨してきた。動物の生命と引き換えに、よこしまな汚職役人のポケットに徴収金が入っていたのなら、言語道断と言わざるを得ない。

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