産経ニュース

【正論】脅威の実像示す北ミサイル試射 金正恩氏は「完成」と言わざるをえないほど追い込まれているのではないか モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力

ニュース コラム

記事詳細

更新

【正論】
脅威の実像示す北ミサイル試射 金正恩氏は「完成」と言わざるをえないほど追い込まれているのではないか モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力

慈江道の鴨緑江タイヤ工場を視察する金正恩朝鮮労働党委員長。日時は不明。朝鮮中央通信が3日報じた(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 慈江道の鴨緑江タイヤ工場を視察する金正恩朝鮮労働党委員長。日時は不明。朝鮮中央通信が3日報じた(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

≪「国家核戦力」は完成したのか≫

 11月29日、北朝鮮は新型大陸間弾道ミサイル・火星15の試射成功に関連し、次のような金正恩氏の談話を伝えた。

 〈金正恩委員長は…国家核戦力完成の歴史的大業、ロケット強国偉業が実現した意義深い日であると述べ、共和国の戦略的地位をより高く引き上げた偉大な力が誕生したこの日を祖国の歴史に特記すべきだと強調した〉

 注目すべきは「国家核戦力完成…が実現した」としている部分だ。9月の核実験のとき金正恩氏は「国家核戦力完成の目標(は)今やその終着点にほとんど到達した」と言っていた。ところが今回は「実現した」と断言している。この発言をどう見るのかが、北朝鮮の核ミサイル脅威の現状を計るカギになる。

 私の現段階での結論を先に書くと、まだ米本土に届く核ミサイルは完成していない。ではなぜ核戦力完成実現と言ったのか。金正恩氏は米国の軍事圧力と中国の経済制裁強化を恐れ、近く対話局面に入ろうとしている。しかし、国内的に核武装路線を打ち出してきた手前、対話に入るときには既に米本土まで届く核ミサイルが完成したと発表する必要があった。

続きを読む

このニュースの写真

  • 脅威の実像示す北ミサイル試射 金正恩氏は「完成」と言わざるをえないほど追い込まれているのではないか モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力
  • 脅威の実像示す北ミサイル試射 金正恩氏は「完成」と言わざるをえないほど追い込まれているのではないか モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力
  • 脅威の実像示す北ミサイル試射 金正恩氏は「完成」と言わざるをえないほど追い込まれているのではないか モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力

関連トピックス

「ニュース」のランキング