産経ニュース

【主張】チーム解決力 モノ言える人材育てよう

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
チーム解決力 モノ言える人材育てよう

 協調性があって成績は世界トップクラスだが、苦言を呈することは不得手だ。そんな日本の生徒の弱点が浮かんだ。

 先進諸国が加盟する経済協力開発機構(OECD)の「チーム解決力調査」による興味深い結果である。今後の指導に生かしてほしい。

 15歳を対象にした学習到達度調査(略称PISA)で、日本からは高校1年が参加した。今回は、コンピューター上で生徒が他者といかに協力できるかを評価するテストを初めて行った。

 出題例は、架空の国の地理や人口、経済について3人一組のチームで調べる想定で、パソコンのチャット(会話)画面に示されたせりふから適切だと思うものを選ぶ。役割分担するなどルールを決め効率よく進めるほか、適切な助言ができるかなどが問われた。

 日本は参加52カ国・地域の中でシンガポールに次ぐ2位だった。3位香港、4位韓国などと続いている。OECDの加盟32カ国中では1位だった。

 昨年12月に公表された調査で、日本は科学2位、数学5位、読解力8位と上位だった。学力に支えられた好成績ともいえよう。

 専門家によると日本の学校教育は、体育や課外活動を含め集団行動を学ぶ機会が多く、世界で注目されている。教育の成果として改めてその利点を分析すべきだ。

続きを読む

「ニュース」のランキング