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【主張】北への石油供給 事態悪化は中国の責任だ

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【主張】
北への石油供給 事態悪化は中国の責任だ

 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を再開したのを受け、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席に対して石油供給の停止を要求した。

 国連安全保障理事会の決議を無視しつづける北朝鮮には、一段の制裁強化で臨むしかない。その鍵を握るのは、石油の供給源となっている中国である。トランプ氏の要求はしごく妥当なものといえよう。

 中国は米国が軍事的緊張を高めていると批判してきた。だが、石油の供給停止は軍事的解決を回避するためのものだ。中国こそが事態の打開を妨げてきたのであり、その姿勢を転換すべきである。

 中国による石油供給が止まれば、北朝鮮の産業、軍事は先細りとなり、核・ミサイル開発の継続は困難となろう。

 国連安保理の緊急会合では、ヘイリー米国連大使が「2003年には、中国が石油を止めるとすぐに北朝鮮は交渉のテーブルに着いた」と指摘した。

 ヘイリー氏は北朝鮮のICBM発射について「戦争に一歩近づいた」「戦争になれば、北朝鮮の政権は完全に破壊される」といった厳しい認識も一方で示した。

 制裁による圧力を強め、核・ミサイル開発を放棄させる。戦争とは異なる「別の選択肢」とは、そこから見いだすしかあるまい。

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