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【主張】ロシアと平昌五輪 薬物汚染に毅然と厳罰を

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【主張】
ロシアと平昌五輪 薬物汚染に毅然と厳罰を

雪をかぶった五輪スタジアムの聖火台=26日、韓国・平昌(共同) 雪をかぶった五輪スタジアムの聖火台=26日、韓国・平昌(共同)

 ドーピングは、スポーツの価値を損なう。「公平・公正」に裏打ちされない記録や勝敗は何ら意味をなさないばかりか競技の魅力を傷つける。薬物汚染とオリンピックの共存はあり得ない。

 国際オリンピック委員会(IOC)は12月5日の理事会で、平昌冬季五輪へのロシアの参加の可否を最終判断する。その結論は、ドーピングを許さぬ姿勢を鮮明に示すものであるべきだ。

 世界反ドーピング機関(WADA)は2015年、国ぐるみの組織的ドーピング不正があったとしてロシアの反ドーピング機関を資格停止処分とした。だがロシア側はこの処分理由を受け入れず、国の主導、関与も否定している。こうしたことからWADAは今月、処分の継続を決定した。

 IOCはWADAの決定を重く受け止めるべきだ。薬物汚染の蔓延(まんえん)は五輪の将来を失わせる。毅然(きぜん)と厳罰をもって臨んでほしい。

 昨年のリオデジャネイロ五輪でIOCは、WADAの決定を受けてそれぞれの国際競技連盟(IF)に参加の可否を委ねた。陸上と重量挙げがロシア選手の出場を禁じたが、300人近い大選手団がロシアから参加した。

 リオ大会からロシア選手を全面除外した国際パラリンピック委員会(IPC)とは大きく判断が分かれた。IOCの判断はいわばIFへの丸投げであり、こうしたあいまいな対処がロシアを強気にさせているのではないか。

 ロシアの連邦捜査委員会は今月、国家ぐるみのドーピングはなかったとする捜査結果を発表し、プーチン大統領は、ドーピング問題は来年のロシア大統領選に干渉しようとする米国の画策-などと主張している。

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