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【正論】米韓同盟は消滅の危機にある 韓国の「三不政策」が米の嫌悪感を増幅しかねない 拓殖大学学事顧問・渡辺利夫

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【正論】
米韓同盟は消滅の危機にある 韓国の「三不政策」が米の嫌悪感を増幅しかねない 拓殖大学学事顧問・渡辺利夫

7日、トランプ米大統領(左)との会談を終え、記者会見する韓国の文在寅大統領=ソウル(共同) 7日、トランプ米大統領(左)との会談を終え、記者会見する韓国の文在寅大統領=ソウル(共同)

 韓国は北朝鮮による空前の軍事的脅威に晒(さら)されている。しかし、韓国にはこの脅威から自国を断固として守り抜く決意があるのか。

≪「三不政策」が機能不全もたらす≫

 10月末、康京和外相は国会において、いわゆる安保「三不政策」なるものを発表した。THAAD(高高度防衛ミサイル)の追加配備、米国のミサイル防衛網への参加、日米韓の軍事同盟化、この3つはノーだと表明した。

 報道によれば、当初、米空母3隻が参加して展開される予定だった日米韓3カ国による日本海での合同軍事演習が中止となり、米韓、日米それぞれによる演習が別途行われることになったという。

 その理由を11月11日付の『朝鮮日報』の社説は、三不政策の1つ、日米韓軍事同盟はありえないとする外相の表明ゆえであったと指摘。その上で「もちろん韓国が日本と同盟を結ぶべき理由など最初からない」と切り出しつつも、次のようにいう。

 「韓半島有事の際、韓国を支援する米軍部隊の多くは日本を拠点としており、逆に日本に米軍が駐留している理由は、韓国を支援するためだといっても過言ではない。また日本は潜水艦の監視などでは韓国よりも優れた技術を有しており、だからこそ韓日秘密軍事情報保護協定が締結されたのだ。ところが、韓国外交部の康京和長官が三不政策を表明した際に懸念されたことが、早くも現実となりつつある」

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