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【主張】日馬書類送検へ 協会は事態を収束させよ

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【主張】
日馬書類送検へ 協会は事態を収束させよ

 横綱日馬富士が10月下旬、巡業先の鳥取県内で平幕の貴ノ岩に暴行し、傷を負わせたとして、鳥取県警は日馬富士を書類送検する方針を固めたもようだ。

 関係者の証言はさまざまに食い違うが、はっきりしているのは日馬富士が暴行を働いた事実と、日本相撲協会の聞き取りに対して診断医師が貴ノ岩の重傷を否定したことだ。

 横綱に逃亡や証拠隠滅の恐れがない以上、書類送検は妥当な判断だろう。相撲協会は速やかに事件の真相を明らかにし、厳正に処分すべきは処分するなど、事態の収束を図らなくてはならない。好角家の興味が土俵外に向く現状は極めて不幸である。

 角界は平成19年に時津風部屋の力士暴行死事件、22年の元横綱朝青龍による一般人暴行事件、23年の八百長発覚などが相次ぎ、信頼を失った。ようやく横綱稀勢の里の誕生などで人気を回復し、今年は21年ぶりに年6場所全日程での大入りが確実視されていた。

 ところが、その稀勢の里までが「腰部挫傷」などを理由に10日目から休場した。稀勢の里はこれで4場所連続での休場だ。事件の当事者である日馬富士と横綱鶴竜はすでに休場しており、九州場所の土俵に上がる横綱は、白鵬ただ一人となった。

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