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【主張】代表質問 北朝鮮危機をもっと語れ

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【主張】
代表質問 北朝鮮危機をもっと語れ

 差し迫った北朝鮮の脅威などから国民をいかに守っていくかを、十分に論じたと胸を張れるだろうか。衆参両院で行われた代表質問への率直な感想である。

 通常国会が6月に閉じてから実に5カ月ぶりの本格的な国会論戦だ。選挙をはさんだとはいえ、立法府の役割を果たしているかも問われよう。

 しかしながら、北朝鮮危機に対する質問は深みを欠き、通り一遍の内容が目立った。国難に直面しているという意識が伝わってこないのは残念である。

 核・ミサイル戦力を放棄するよう、北朝鮮に外交上の圧力を効果的にかける。暴発も抑える。そのために、日米の強固な同盟関係が欠かせない。

 安倍晋三政権とトランプ米大統領が足並みをそろえているのは、単に気が合うからではない。

 現行の安全保障関連法は、集団的自衛権の限定行使容認を含み、日米を守り合う関係に発展させたものだ。それが信頼と結束を高めた。論じるべきは、同盟の役割やさらなる課題である。

 外交的解決が実現せず有事に発展する恐れがある以上、政府はそれに備える責務がある。

 立憲民主党の枝野幸男代表は日米同盟を「健全に強化、発展」させるとしながら、集団的自衛権の行使は憲法上許されないと主張した。希望の党の玉木雄一郎代表は「現実的な外交・安全保障政策」を掲げつつ、集団的自衛権の行使を認める「存立危機事態」の要件の厳格化を求めた。

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