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【蔭山実のスポーツ茶論】全ての課題克服に通じる「自分で考えるから勝てる」

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【蔭山実のスポーツ茶論】
全ての課題克服に通じる「自分で考えるから勝てる」

延長十回、明治を破りナインとともに喜ぶ慶応の岩見雅紀(右から3人目)=神宮球場(佐藤雄彦撮影) 延長十回、明治を破りナインとともに喜ぶ慶応の岩見雅紀(右から3人目)=神宮球場(佐藤雄彦撮影)

 「話題になる前から注目して見てきたと思うと、自分も少し誇らしい気分になってきますね」

 東京六大学野球のファンからこんな言葉を聞いた。話題の主はというと、この秋季リーグ戦で本塁打を量産し、通算最多記録にも迫る驚異の打撃を見せた慶大の岩見雅紀選手である。

 その豪打ぶりはネット裏では早くから「規格外」といわれてきた。バックスクリーンを軽々と越すだけではない。左翼席上段に高々とほとんど片手でボールを運ぶかと思えば、右翼席に狙い打ちでほうり込む。

 右投手であろうと左投手であろうと関係なし。上手投げも下手投げも打つ。球種、コース、タイミングもほとんど選ばず、他の5大学の多彩な先発投手陣10人で本塁打を打たれなかったのは1人だけだった。

 通算21本塁打は、プロ野球巨人の高橋由伸監督の持つ最多の23本塁打には及ばないものの、阪神の岡田彰布元監督を抜いて歴代3位。上級生になってからレギュラーの座をつかみ、その2年間で19本塁打とは驚く。この先もこんな打者は現れないのではないか。

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