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【主張】所信表明演説 国難にどう対処するのか

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【主張】
所信表明演説 国難にどう対処するのか

 安倍晋三首相が衆院選後初の国会演説で、北朝鮮危機と少子高齢化を乗り越えていく決意を語った。与えられた「国民の信任」を原動力に、自ら争点に掲げた2つの国難の突破を冒頭で述べたのは妥当である。

 ただし、どこまで肉付けされていたかといえば、極めて物足りない。選挙中の演説内容と、さほど変わらないではないか。

 特別国会や来年の通常国会は、危機を実際に乗り越えるために必要な議論、立法を積み重ねるためにある。政策の深化、具体化へ大きく踏み込んでほしい。

 首相は、衆院選で示された国民の意思について、安定的な政治基盤の下で「政策を、ひたすらに実行せよ」であると語った。

 最たる課題は、北朝鮮危機である。日本は「戦後、最も厳しい」安全保障環境にある。核・ミサイルと拉致問題をいかに解決するかが問われている。

 北朝鮮への圧力を一層、強化していく努力は、日米首脳会談や首相のアジア歴訪で示された。

 問題は、北朝鮮に融和的な中国やロシアを翻意させ、強力な圧力をかける側に引き込めるかどうかだ。日中韓首脳会談の早期開催をうたうだけでは済まない。

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