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【正論】朝鮮半島が反日勢力の手に落ちるのを米が容認…中朝めぐる重層的危機に備えよ モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力

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【正論】
朝鮮半島が反日勢力の手に落ちるのを米が容認…中朝めぐる重層的危機に備えよ モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力

モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力氏(森本幸一撮影) モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力氏(森本幸一撮影)

 火星14号は射程1万キロで、米西海岸のロサンゼルス、サンフランシスコ、中部のシカゴまで届く。実戦配備を完成するためには通常軌道で発射実験を成功させる必要があるはずだが、それをしない。

 東海岸まで届く火星13号は一度も発射実験されていない。開発中の潜水艦発射ミサイル、北極星3号の発射実験もない。7回目の核実験もない。それらを全部成功させてはじめて米本土まで届く核ミサイル戦力は完成する(核実験は水爆弾頭が完成したので必要ないという見方もある)。

 何もせずに時間がたてば経済制裁が効果を上げ外貨が底をつく。実験をするとトランプ政権が軍事行動を決断する。金正恩氏は自分の身を守るためには早く米本土まで届く核ミサイルを持ちたいが、そのためには身の危険を冒して実験を続けなければならないという、ジレンマに陥っている。

≪「最後の決断」に拉致への怒りを≫

 米軍は世界最強の戦略爆撃機B1Bを今年21回も朝鮮半島周辺に飛来させている。9月15日にグアムを狙う火星12号の発射が行われた8日後の23日深夜には、グアムから2機のB1Bが海の休戦ラインを越えて元山沖を約2時間飛行した。いつでも平壌の金正恩指令部をたたけるという心理戦だ。

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