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【正論】朝鮮半島が反日勢力の手に落ちるのを米が容認…中朝めぐる重層的危機に備えよ モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力

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【正論】
朝鮮半島が反日勢力の手に落ちるのを米が容認…中朝めぐる重層的危機に備えよ モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力

モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力氏(森本幸一撮影) モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力氏(森本幸一撮影)

 韓国の反共自由民主主義勢力が主導権を取り返して韓国による自由統一を実現するという、われわれにとって最善のシナリオの可能性もなくなったわけではない。朴槿恵大統領弾劾と文在寅政権樹立は韓国内従北勢力が主導したものだった。来年2月まで任期があった朴政権は「金正恩政権が核開発を放棄しなければレジームチェンジを目指す」と公言していた。弾劾がなければ、「安倍(晋三)・トランプ・朴」ラインで金正恩政権を強く追い込んでいたはずだ。

 従北勢力は日米韓の離間を狙ってきた。トランプ大統領晩餐(ばんさん)会に元慰安婦を招き、「独島」を冠したエビを出すなど信じがたい出来事もその文脈から理解できる。韓国内で従北勢力と反共自由民主主義勢力の戦いが続いている。

≪ジレンマにあえぐ金正恩氏≫

 金正恩政権に対する軍事圧力と経済制裁は効いてきた。9月3日の核実験、9月15日の火星12号ミサイル発射を最後にして、2カ月近く、軍事挑発がない。相変わらず言葉での挑発は続けているが、それだけでは核ミサイル開発は進まない。金正恩氏は7月に火星14号ミサイルのロフテッド軌道(高高度軌道)発射実験を2回成功させた。通常軌道での発射実験は、技術的にはいつでもできる。

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