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【風を読む】日銀に向かう異次元金融緩和「出口論」の風圧 大切なのは確実な「脱デフレ」 論説副委員長・長谷川秀行

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日銀に向かう異次元金融緩和「出口論」の風圧 大切なのは確実な「脱デフレ」 論説副委員長・長谷川秀行

 日本が米欧と決定的に違うのは、長きにわたるデフレを経験したことである。その間に根付いた消費者の節約志向や、企業の慎重な経営姿勢を払拭する難しさは米欧の比ではない。

 ここで前のめりに動けばデフレ時代に戻りかねない。日銀が表立って出口を論じただけで市場は政策変更を意識する。そう考えて、今は「時期尚早」とするのが日銀の立場である。

 日銀は2%達成時期を6回も先送りし、2019年度ごろとした。その道筋に確信を持てるかどうかが出口論を具体化する前提となろう。来年の春闘も大きなカギを握る。安倍晋三首相は3%の賃上げを求めたが、これが消費を喚起し、物価を押し上げる好循環につながるか。

 2%という数字自体には柔軟に対応してもよい。正常化に動いた米国でも、物価上昇率は1%台半ばから後半である。大切なのは脱デフレを確実にすることだ。それに資する現実的な政策が必要なのである。

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